Blue Trail Engineering の Cobalt シリーズは、水深 600 m まで使える水中コネクターです。乾いた状態で接続する dry-mate 型で、ピン数と用途ごとに型番が分かれています。
メーカーの仕様表は、全ピン構成を1枚の表に書いています。自分が使う型番の値だけを読み取るには手間がかかるので、ここでは型番ごとに分けて並べました。
接続するときの注意
Cobalt コネクターは水中では抜き差しできません。メーカーの取扱説明書には「完全に乾いた清潔な状態のときだけ差し込むこと(水中では差し込めない)」とあります。接続と取り外しは、水気を拭き取ってから行ってください。濡れたまま接続すると、機器の内部に水が入って故障の原因になります。
バルクヘッドコネクター(機器側)
エンクロージャや機器の壁面に取り付ける側です。型番ごとに、通せる電流とつなげるケーブルの太さが違います。電流の値は、メーカーの表記に特記がない限り空気中のものです。
| 商品 | ピン数 | 定格電圧と電流 | 電線サイズ | ケーブル外径 |
|---|---|---|---|---|
| Cobalt バルクヘッドコネクター 3ピン(耐圧600m) | 3ピン | 400 VDC, 12 A(1ピンあたり) | 18 AWG, 19/30 | 6.4 mm |
| Cobalt バルクヘッドコネクター 3ピン電源(耐圧600m) | 3ピン電源 | 400 VDC, 20 A(1ピンあたり) | 16 AWG, 19/29 | 6.4 mm |
| Cobalt バルクヘッドコネクター 4ピン(耐圧600m) | 4ピン | 400 VDC, 15 A(1ピンあたり・空気中)/20 A(1ピンあたり・水中) | 16 AWG, 19/29 | 8.0 mm |
| Cobalt バルクヘッドコネクター 6ピン(耐圧600m) | 6ピン | 400 VDC, 5 A(1ピンあたり) | 22 AWG, 19/34 | 6.4 mm |
| Cobalt バルクヘッドコネクター 6ピンハイブリッド(耐圧600m) | 6ピンハイブリッド | 150 VDC/2本×20 A(1ピンあたり), 4本×3 A(1ピンあたり) | 2本×16 AWG, 19/29/4本×24 AWG, 7/32 | 8.0 mm |
| Cobalt バルクヘッドコネクター 6ピンUSB(耐圧600m) | 6ピンUSB | 150 VDC/2本×3 A(1ピンあたり), 2本×1 A(1ピンあたり) | 2本×24 AWG, 41/40/2本×28 AWG, 19/40 | 6.4 mm |
| Cobalt バルクヘッドコネクター 8ピン(耐圧600m) | 8ピン | 150 VDC, 3 A(1ピンあたり) | 24 AWG, 7/32 | 8.0 mm |
ケーブル終端キット(ケーブル側)
上のバルクヘッドコネクターと対で使う、ケーブル側の部品です。ピン数を合わせたうえで、ケーブルの太さに応じてシェル径を選びます。
| 商品 | ピン数 | シェル径 | 対になるバルクヘッド |
|---|---|---|---|
| Cobalt ケーブル終端キット 3ピン(通常シェル) | 3ピン | 通常シェル | BT100 |
| Cobalt ケーブル終端キット 3ピン電源(通常シェル) | 3ピン電源 | 通常シェル | BT101 |
| Cobalt ケーブル終端キット 4ピン(通常シェル) | 4ピン | 通常シェル | BT102 |
| Cobalt ケーブル終端キット 6ピン(通常シェル) | 6ピン | 通常シェル | BT104 |
| Cobalt ケーブル終端キット 6ピン(ラージシェル) | 6ピン | ラージシェル | BT104 |
| Cobalt ケーブル終端キット 6ピンハイブリッド(通常シェル) | 6ピンハイブリッド | 通常シェル | BT105 |
| Cobalt ケーブル終端キット 6ピンハイブリッド(ラージシェル) | 6ピンハイブリッド | ラージシェル | BT105 |
| Cobalt ケーブル終端キット 8ピン(通常シェル) | 8ピン | 通常シェル | BT110 |
| Cobalt ケーブル終端キット 8ピン(ラージシェル) | 8ピン | ラージシェル | BT110 |
全型番に共通する仕様
| 耐圧 | 水深 600 m |
|---|---|
| 使用温度 | 0〜+50℃ |
| シェル材質 | 316 ステンレス鋼 |
| インサート材質 | PEEK |
| バルクヘッドねじ | M10 × 1.5 |
| 六角 | 16 mm |
| ロッキングスリーブねじ | M16 × 1.5 |
| 抜き差し回数 | 500回 |
選ぶときの順序
ピン数、電流、対の組み合わせの順に決めると迷いません。

- 必要なピン数を決めます。電源だけなら 3ピン電源、通信を混ぜるなら 6ピンハイブリッド、イーサネットなら 8ピン(Cat 5e 相当)です。
- 流す電流を確かめます。同じ6ピンでも、通常の 6ピンは1ピンあたり 5 A、6ピンハイブリッドは2本が 20 A と差があります。上の表で確認してください。
- バルクヘッドとケーブル側のピン数をそろえます。合っていないと接続できません。ケーブルの太さに応じてシェル径を選びます。
終端キットでケーブルを仕上げるには、同じピン数用の Cobalt ケーブル終端ツール(別売)と、エポキシ注型材(別売。メーカーの推奨は 3M DP-420)が要ります。はんだ付けと注型の作業が伴います。
終端ツールは 3ピン、3ピン電源、4ピン、6ピン、6ピンハイブリッド、8ピンの6種類があります。当店で在庫しているのは 3ピン、4ピン、6ピン、8ピンの4種類です。3ピン電源用と6ピンハイブリッド用はお取り寄せになりますので、お問い合わせください。
関連する部品
9ピン以上が必要な場合は、Cobalt 14 シリーズ(10ピンハイブリッドと 19ピン。ほかに 3ピンと 4ピンもあります)をご検討ください。
参考仕様はメーカー(Blue Trail Engineering)の公表値をもとに、当店で日本語に整理しました。価格・在庫は各商品ページ(ショップ)でご確認ください。
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