水中ドローンBlueROV2基本セット

産業用水中ドローンのRov-Funモデル。弊社が洋上風力たに携わった機種はこのタイプのモデルです。Rov-Fun仕様は水深100m、テザーケーブル100m、水中脱着コネクタ付き、オリジナルプラダンケース付きのモデルです。

代表の石田

BlueROV2のヘビーユーザーである弊社がご説明します。BlueROV2は多くの拡張性があり、具体的な目的があればそれに合わせた仕様にカスタマイズ可能です。

お客様

何か資料はありますか?

代表の石田

はい。資料をまとめてたセットを用意しています。こちらからお申込みください。

弊社で組立、調整をした機体を販売

Blue Robotics社(アメリカ)が開発したBlueROV2キットをRov-Funで組立、水中コネクタを搭載したオリジナルモデルとなります。

代表の石田

BlueROV2は標準の6スラスタータイプとスラスターを増設した8スラスタータイプがあります。弊社では8スラスタータイプをお勧めします。狭い場所に入る業務以外は、8スラスタータイプが最も安定して運用できます。

業務用BlueROV2

水中ドローンBlueROV2はこんな機体

正面にHD画質のカメラが搭載され、8つのスラスターで前後左右自由自在に操作することができます。LEDライトは4灯搭載し最大6,000ルーメンで照らします。

潜れる深さは100m。オプション搭載で300mまで可能。重量は約12kg、1人で持ち上げることができます。

代表の石田

この水中ドローンは、水中を自由自在に動くことができます。前後左右はもちろんですが、上を向いたり下を向いたりどの業務にも対応できます。一部動画を公開していますので弊社のYouTubeをご覧ください。

深度〜300mまで利用可能

深さ100mから最大300mまで潜水が可能です。様々な海域で使用することが出来ます。

HDカメラと最大6,000ルーメンのLEDライト

機体の前面には高解像度(1080p、30fps)の広角ローライトカメラが備わっています。暗い水中でも高感度で撮影が可能です。

また搭載しているLEDライトは最大6,000ルーメンの明るさを発揮し、100mを超える深度や真っ暗な状況でも被写体を明るく照らしてくれます。
さらに段階的に光量を調整できるため、カメラの映像を見ながら光の量を手元のコントローラーで調整することができます。

高い推力とあらゆる方向に移動できる水中ドローン

BlueROV2は6つのT200スラスターを搭載し、高い推力と姿勢安定性を実現しています。

安定した真横への移動は壁面調査などで有効です。

バッテリー交換式と地上給電式が選択可能

この水中ドローンはバッテリー交換式で長時間の運用が可能です。弊社が運用した経験としては流れの無いタンクやプールなどの動きの少ない点検では、バッテリー1本で2時間~3時間、海などの流れの強い場所は1時間程度が目安いです。

オプションとして地上給電装置もあり、この装置を使えば給電しながら時間を気にせず運用することができます。

Tips地上電源装置は、一度使ったら止められなくなります。1日の作業が1.5倍になります。
予算が許せば絶対お勧めです。
BlueBoat用バッテリー1

BlueROV2専用バッテリーの詳細

専用OSとフライトコントローラーで拡張性が高い

BlueROV2は、Navigator フライト コントローラーと BlueOSによって制御されます。 Navigator は、ROV およびその他のロボット アプリケーション向けに専用に構築されたコントローラーで、方位とコンパスの方位を測定するための慣性測定ユニット (IMU) と磁力計を含むオンボード センサーと、水の浸入を警告する漏れセンサーを備えています。

テザーケーブルは50m~300mまで選択可能

この中性浮力テザーは、幅広いROVに使われており、強度と耐久性をがあります。直径が7.6 mm 4つの26AWGワイヤのシールドなしツイストペア (UTP) となります。

お客様

テザーケーブルはどの位の長さがよいですか?

代表の石田

最低でも使用する深さの倍以上の長さが必要です。深さを必要としない点検などの業務では100m、深さはないが広い範囲を調べる場合は300mを選べば間違いありません。

弊社で販売の機体はすべて脱着コネクターを取付けますので、100mと300mの2パターンを購入する方が多いです

お客様

最長何メートルまでテザーケーブルはありますか?

代表の石田

メーカーで実験をしているのは300mまでです。それ以上の長さを必要とする場合は、光ケーブル仕様のBlueROV2を販売しています。ご相談ください。

あると便利なテザーリールです。テザーケーブルの保管や運搬時にリールにまかれていると非常に便利です。

高い拡張性ど様々な用途へカスタマイズ依頼


お客様

BlueROV2をどのようにカスタマイズする発注が多いですか?

代表の石田

一番多いカスタマイズは、純正品のオプションを追加する仕様です。例えば、基本セットにPing360スキャニングイメージングソナー、ニュートン海底グリッパーを搭載するパターンです。グリッパーは脱着式のコネクターに変更し、使う場合だけ取付けできる仕様にします。

視界が悪い水中にはPing360スキャンイメージングソナー

Ping360スキャンイメージングソナー
水が濁っている場所では水中ドローンに搭載しているカメラでは周囲を確認することができません。このソナーがあれば周囲の構造物を可視化することができ、方向や距離を確認することができます。
濁りが強い場所では、この目安がないと場所を見失い操縦が困難になる場合があります。弊社ではこのソナーに脱着コネクターを取付、予備機にも取付できるようにしています。

Ping360スキャンイメージングソナー商品ページ

何かを掴むならニュートン海底グリッパー

Newton サブシー グリッパーは、BlueROV2およびその他の海中車両用の単機能マニピュレーターです。

お客様

このグリッパーはどのような時に使用しますか?

代表の石田

わかりやすい方法としては、何かを掴んで回収してきたり、ロープなどを水中に持っていったりします。穴にロープを通すレベルであれば問題なく作業できます。その他、テザーケーブルが何かに絡まった時、自力で脱出するために標準で搭載している方もいます。

弊社ではグリッパーを脱着式に変更し、予備機に搭載して現場へ持ち込んでいます。


オペレーター全員が望むオプションDVL

Water Linked のドップラー速度ログ (DVL) は、車両の正確な速度測定を提供し、BlueROV2 やその他の車両での位置保持と自律ナビゲーション機能を可能にします。

代表の石田

DVLを搭載した水中ドローンBlueROV2は、流れがある場所でもボタン一つで水中で止まることができます。流れません!
ヘリのホバリングのように止まりますので、流れて対象物を見失ったり、静止して対象物を撮影したりする作業には必須となります。

お客様

後付けすることはできますか?

代表の石田

はい、可能です。すでに持っているBlueROV2に搭載することできますし、脱着式に変更し、複数の機体で使いまわすこともできます。

弊社が最もお勧めするオプションがDVLです

代表の石田

DVLは流れのある場所で止まることができる、オペレーターにとっては最高のオプションです。実は止まることに加えて、地図上で指定したポイントに自動で移動する機能もあります。


GPSの位置情報は受信していませんが、地図上のポイントで同じルートを繰り返し見たり、動いたりすることができます。

水中ドローンBlueROV2スペック

Blue Robotics社のBlueROV2はハイエンドな性能で6つから8つの強力なT200スラスターを搭載、豊富なアクセサリー、オープンソースのソフトウェアにより充実したカスタマイズが可能になる唯一の機体です。

世界で数千台の機体が、日々海洋調査など厳しい条件下で利用されており、最も人気で信頼性の高い水中ドローンだと言えます。

スペック詳細

長さ457mm
338mm
高さ254mm
空気中の重量
(デフォルトのバラストと Blue Robotics リチウム イオン バッテリーを使用)
11~12kg
電子エンクロージャBlue Robotics 4″ シリーズ WTE
バッテリーエンクロージャーBlue Robotics 3″ シリーズ WTE
浮力フォームR-3318 ポリウレタンフォーム
バラスト重量9×200 g ステンレス製分銅
最大定格深さ100m(アクリル管使用)
300m(アルミ管使用)
温度範囲0~30℃
ペイロード容量1.2 kg程度
最大前進速度1.5メートル/秒(3ノット)
スラスターBlue Robotics T200
ESCBlue Robotics Basic 30A ESC
スラスター構成スラスター 6 個
(ベクトル 4 個、垂直 2 個)
スラスター 8 個
(ベクトル 4 個、垂直 4 個)
バッテリー稼働時間~2時間(通常使用)
~4時間(ライトユース)
バッテリーコネクタXT90
ライト輝度調光制御付きでそれぞれ 1500 ルーメン
光線角度135度、角度調整可能
テザー直径7.6mm
テザー長さ25~300メートル
カメラのチルト範囲+/- 90 度のカメラの傾き (合計 180 度)
カメラ視野 (水中)110 度 (水平)
光感度0.01ルクス
解像度1080p

これまで水中ドローンBlueROV2を導入した業界

洋上風力関係
  • 潜水会社
  • 港湾建設
  • 建設コンサルタント
  • 測量会社
  • 研究所
  • ドローン専門会社
  • 水質調査会社
  • ドローンスクール

水中ドローンの活用シーン

水中ドローンの活用現場
  • 水中遺跡調査
  • 水中調査(海、川、湖、ダム、プール等)
  • 構造物の水中調査(橋、ダム等)
  • 海洋港湾構造物の調査
  • 海洋生物調査
  • その他人間が立ち入るには危険な場所の調査

BlueROV2オンラインマニュアル

水中ドローンBlueROV2の詳細なマニュアルやリソースを提供しています。初期設定、ソフトウェアのインストール、保守、操作に関するガイドが含まれています。また、スラスターやソナーインターフェイス、圧力解放バルブなどのコンポーネントの組み立て方法とトラブルシューティングについてのマニュアルも提供されています。

BlueROV2の操縦及びメンテナンス講習

水中ドローンBlueROV2の操縦及びメンテナンスに関する専門的な講習を提供しています。講習では、BlueROV2の構造、動作原理、基本操作、応用操作、日々のメンテナンスについてのトレーニングを含みます。さらに、実際の操作訓練を通じて、水中での操縦スキルと装備の取扱いに慣れることができます。

関連商品、無人小型ボート

BlueBoatの実証実験も数多く進めていますので、フルサポートでお手伝いできます。