Ping2・Omniscan 450 SS・Surveyor 240-16 の違いを、向き・得られるデータ・周波数・測定範囲で比較。Omniscan と Surveyor は BlueBoat への取付キットでソナー本体

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水中ソナーの選び方|測深機・サイドスキャン・マルチビームの違い

ソナーは「音で水中を測る」機械ですが、測り方によって用途がまったく違います。真下の深さを1点で測るもの、横を向いて海底の様子を画像にするもの、面で水深を測るもの。名前が似ていても中身は別物です。

先に大事なことを

当店で扱っている Cerulean Omniscan 450 SSCerulean Surveyor は、BlueBoat に取り付けるためのキットであって、ソナー本体は含まれていません。本体は別売で、価格も桁が違います。キットだけを買っても測定はできませんので、ご注意ください。

1. 3つの測り方の違い

Ping2
(シングルビーム測深機)
Omniscan 450 SS
(サイドスキャンソナー)
Surveyor 240-16
(マルチビーム測深機)
向き 真下 左右の横 真下〜左右に扇状
得られるもの 深さの数値(1点) 海底の画像 面の水深データ
向いている用途 高度保持・着底の判断・簡易な水深記録 沈んだ物の捜索・海底の様子を見る 水深測量・地形図づくり
周波数 115 kHz 450 kHz 240 kHz
測れる範囲 0.3〜100 m 片側 最大150 m(斜距離) 最大 100 m
ビーム 25°の円錐 1本 幅 0.5°/高さ 50° 受信素子16/進行方向4°・直交方向80°
接続 シリアル(UART) イーサネット イーサネット(100Base-T)
耐圧水深 300 m 300 m(M14アダプター使用時は 50 m) 300 m
当店で扱っているもの 本体そのもの BlueBoat 用の取付キットのみ BlueBoat 用の取付キットのみ
価格(税込) ¥90,800 ¥54,910
キットのみ
¥34,210
キットのみ
商品ページ Ping2 ソナー Omniscan 450 SS キット Surveyor キット

2. Ping2 だけは、これ1つで測れます

Ping2 は真下に向けて音を出し、返ってくるまでの時間から深さを出します。0.3 m から 100 m まで測れて、耐圧は 300 m。ケーブル込みで 187 g と軽く、フライトコントローラーに直接つないで高度保持に使えます。

項目
周波数 115 kHz
ビーム幅 25°(-3 dB)
測定範囲 0.3〜100 m
分解能 測距の 0.5%(2 m で約1 cm、100 m で約50 cm)
電源 4.5〜5.5 V(通常 100 mA・ピーク 900 mA)
ケーブル 875 mm(延長は最大 8 m まで)24 AWG
適合ペネトレーター 機器側 M06 4.5mm 低圧縮LC / ケーブル側 M10 4.5mm 低圧縮LC
重量 空中 187 g / 水中 100 g(ケーブル込み)
使用温度 0〜30℃

3. キット2種は「本体を載せるための部品」です

Omniscan と Surveyor のキットは、BlueBoat の船体にソナー本体を取り付けるための一式です。

キット 入っているもの
Omniscan 450 SS 用 トランスデューサーマウント、基板マウント、ケーブル、BlueOS 書き込み済み 128 GB microSD カードなど
Surveyor 用 右舷船体用のマウントブラケット、延長ケーブル、ヒューズ、取付ハードウェア一式

いずれもソナー本体は別売です。メーカーからソナー本体を購入した場合はキットが同梱されるため、ここで扱っているのはキットを単体で必要とする方向けになります(本体を先に入手済みの場合や、予備が要る場合など)。

ソナー本体のお求めについては、お気軽にお問い合わせください。

4. 選び方

  1. 深さの数字がほしいだけ → Ping2。高度保持や着底の判断はこれで足ります
  2. 海底に何があるか見たい → サイドスキャン(Omniscan)。沈んだ物の捜索に向きます。ただし水深そのものの測量には向きません
  3. 水深の地図を作りたい → マルチビーム(Surveyor)。面で測れるので測量になります

Omniscan と Surveyor は BlueBoat との組み合わせが前提です。どちらもイーサネット接続で、BlueBoat 側にイーサネットスイッチが必要になります。

価格は2026年08月16日時点の税込価格です。最新の価格・在庫は各商品ページでご確認ください。仕様はメーカー(Blue Robotics・Cerulean Sonar)の公表値をもとに、当店で日本語に整理したものです。

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石田一浩

石田一浩(Ishida Kazuhiro)

株式会社チック(宮城県仙台市)代表取締役。Blue Robotics社の日本正規代理店として、水中ドローン・ROV・USV(水上ドローン)の開発・修理・販売を全国対応で手がける。現場での運用支援や講習も行う。▶ 詳しいプロフィール: https://www.rov-fun.com/kazuhiro-ishida/

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