古くから魚を食べることを習慣としてきた日本には、さまざまな漁法が存在します。 中でも、沿岸漁業には歴史ある漁法が多く、また穫れる魚の種類も豊富です。 当記事では沿岸漁業の1つ、「定置網漁」の仕組みや構造などについて解説します。 定置網漁とは 定置網漁とは、海中の定まった場所に網を設置し、魚を獲る漁のことをいいます。 大半は、陸から2~5kmほど離れた場所に設置されます。 日本の漁業法では、水深27m以上の海域に設置されるものを定置網と定義しています。 近年では漁具の改良が進み、水深100m以上のところに設 ...