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自律航行無人ボート(USV)。サンディエゴ、中国、ロンドンで見た世界の無人ボートをご紹介!

クルマなどで近年注目が高まっている「自動運転」技術ですが、今、船の世界でも技術が大きく進歩していることをご存知ですか?今回は、様々な場面での活躍が期待されている、展示会Oceanology Internationalで見た世界の「自律航行無人ボート(USV)」をご紹介します。

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自律航行無人ボート(USV)とは?

自律航行無人ボート(USV)は’Unmanned surface vehicle’の略で、乗員なしで水面上で動作するボート、もしくは船舶のことです。遠隔操作に対応したものや自律システムを搭載したものなどがあり、ドローンシップと呼ばれることもあります。

海底の測量といった水中調査での利用がすでに進められているほか、貨物船や旅客船の自律航行に向けた研究も盛んに行われています。

世界のUSV

現在、USVの開発、製造は主に欧米や中国など、海外メーカーによるものが中心です。

今回は、2022年に英国・ロンドンで開催された世界最大級の海洋技術フォーラム「Oceanology International(Oi)」や、過去に米国・サンディエゴ、中国・上海で開催された展示会に出展した世界のメーカーの中から、各企業の特徴やUSVを紹介します。

Seafloor

Seafloor

Seafloor Systems.Inc は、米国・カリフォルニア州を拠点に水中測量調査や測量機器の製造販売、コンサルティングなどを手掛けている企業です。

小型で比較的低価格なモデル「HyDrone」や、遠隔操作に対応した「TriDrone」、TriDroneよりもさらに高機能でマルチビームを搭載した「Trident USV」など、バラエティに富んだラインナップを誇ります。

Seafloor

CHCNAV(CHCナビゲーション)

CHCNAV(CHCナビゲーション)

CHCNAVは、中国・上海の地理空間測位・測量ソリューション企業です。

取り扱う領域は幅広く、建設や農業分野などでも多様なソリューションを提案しています。

USVではAPACHE(アパッチ)シリーズとして、シングルビームとマルチビームのモデルを展開中です。このうちシングルビームの「アパッチ3」は、重量7kgという軽さと、耐久性の高さがアピールポイント。

マルチビームを搭載した「アパッチ6」は機体が三重の構造になっており、使用する水域や用途によって着脱することができます。

GPASEABOTS

GPASEABOTS

GPASEABOTSは、スペイン・バルセロナに本社を置く、USV開発に特化した企業です。

海底測量だけでなく、環境研究や考古学、レスキューなど、様々な分野への導入によるソリューションを提案しています。

USVは「SB100」シリーズで、高い汎用性と頑丈さがアピールポイントです。

Saildrone

Saildrone

Saildroneは、米国・カリフォルニア州の環境調査企業です。自社開発のUSVを使用した大気や海洋の調査に多くの実績があります。

SaildroneのUSVは、風の推進力を得るための垂直尾翼が特徴的です。

搭載されている調査機器の電源も太陽光発電でまかなうことができ、環境配慮や長時間・長距離航行技術へのこだわりを感じられます。

他社はイエローに塗られた双胴船が大半の中、スマートな赤い船体も目を引きますね。

Hi-Target(中海達)

HI-Target(中海達)は中国・広州に拠点を置く測量・地理情報機器メーカーです。

USVは「iBOAT」のブランド名で展開しています。最新モデルのBS3では、重量7kgと持ち運びがしやすいほか、ソフトウエアのインストールを簡略化したこと等をアピールしています。

fluidion

fluidion

fluidionはフランス・パリの環境調査・分析企業です。水質調査の分野を得意とし、関連機器の開発も手掛けています。

USVも水質調査に特化し、微生物や栄養濃度といった細かな調査項目のマッピングにも対応しているのが特徴です。

まとめ

今回ご紹介したUSVは、全体のごく一部です。開発競争が続いており、最新モデルが次々と登場しています。

測量や環境調査といった分野を中心に実用化が進むUSVですが、今後は貨客の輸送をはじめ、既存の船舶が担ってきた分野も含めた一層の普及が期待されています。

展示会は世界各地で定期的に開催されるので、USVが気になる方は情報をチェックしてみてはいかがでしょうか?

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