【水中ドローンスクール】BlueROV2の操縦及びメンテナンス講習

この講習は、水中ドローンBlueROV2構造から操縦訓練、メンテナンスまでトータルに学べるプログラムです。
水中点検・調査に必要な知識と技術を総合的に習得できます。

水中では機体が見えず、水の濁りや流れによって操縦が難しくなります。空を飛ぶドローンとは違う技術と経験が必要です。

弊社では、現場で機体の性能を最大限に発揮できるよう、実践的な訓練と丁寧な指導を行っています。

水中ドローンBlueROV2 の講習内容

  • 機体の基本構造と動作原理
  • 機体の接続と準備手順
  • 水中投入の実演
  • 基本操作訓練
  • 応用操作訓練
  • 日々のメンテナンス

運用に必要な基本構成

BlueROV2の運用に必要な基本構成は、次のとおりです。

BlueROV2の運用基本構成

機材 役割
❶ 機体(BlueROV2) 調査・点検
❷ テザー 通信ケーブル
❸ インターフェースボックス 接続中継装置
❹ PC 操作・映像確認
❺ バキュームポンプ 真空テスト
❻ コントローラー 操縦操作
❼ バッテリー 電源

その他業務に必要なものは多々ありますが、最低限この構成で運用することができます。

運用前の準備手順

BlueROV2の運用前に、機器接続真空テストを行います。
本格的な運用に入る前に、機体の安全性や接続状態を確認する重要なステップです。

水漏れがあると内部機器が損傷するため、事前に空気の漏れがないか真空テストを必ず実施します。

真空ポンプで漏れチェック

バッテリーの装着

テザーリールのセッティング
BlueROV2とテザーリール

水中投入の実演

機体の接続が完了し 各種チェック項目を確認後、いよいよ機体を水中に入れます。

まずは、機体のどこを持てばよいのか、テザーはどの位置に配置するのかなど  安全に水中へ投入するための実演を行います。

機体を水に投入する訓練3

機体を水に投入する訓練2

水中ドローンの基本操作訓練

水中ドローンの操作はゲームコントローラーを使い簡単なように感じます。ドローンように墜落する危険もないし、動作ものんびりしているので簡単に感じるのです。

ただし、それは、水面から機体が見えているからです。

1. 視認できる状態で操作練習

はじめは、下記のように水面にある機体を見ながらコントローラーのスティックや各種ボタンの動作を確認し、慣れて頂きます。

水面にいるROV

2. カメラ映像のみで操縦訓練

水中ドローンの操作は、機体に搭載されたカメラ映像がPC画面に映り、オペレーターはそれを見ながら操縦します。

ソナー等の機器がない場合、オペレーターが与えられる情報は機体の向き、深さなどの情報、カメラの映像のみです。

実際の現場では濁りがあることが多く、視界は1mもない場合があります。さらに海の調査の場合は流れも加わり、操縦に慣れが必要です。

はじめは機体を水面から見ながらコントローラーの配置と機体の動きを覚え、次の段階では画面のみを見ながら機体を目標物まで移動させる訓練を繰り返します。

応用操作訓練:各種装備の取扱いと操縦

水中ドローンBlueROV2には、モノを掴んだり運んだりするための グリッパーや 各種ソナー、また オリジナルで搭載した機器の運用ができます。

それらの使い方や見え方を繰り返し訓練することで、現場でつかえる技術を身に着けて頂きます。

日々のメンテナンス

機体の性能を長く保つために、日々のメンテナンスは重要です。

講習では、使用後のケア点検、管理などの簡単なメンテナンス方法を学び、日常的に実践できるよう指導します。

講習のお申込み

講習対象: 水中ドローンBlueROV2を所有している方、または導入予定の方
講習日数: 1日~3日(習得したい内容により変動)
講習費用: 264,000円(税込み)
予約方法: メールまたは電話にてお問い合わせください。
スタッフ
スタッフ
講習は 福島ロボットテストフィールドで行いますが、出張講習も受け付けております。
日程、場所や人数のご希望など お気軽にご相談ください。

水中ドローンスクール よくある質問

講習内容・カリキュラムについて

Q1. 水中ドローンスクールではどのような講習を行いますか?
水中ドローンBlueROV2の操縦とメンテナンスを総合的に学ぶ講習です:
  • 機体構造・動作原理:水中ドローンの基本知識
  • 機体接続・準備:運用開始までの手順
  • 基本操作訓練:水面での操縦から水中での実践まで
  • 応用操作訓練:ご希望に合わせて専門講習
  • メンテナンス:日常点検から機体管理まで
Q2. 初心者でも受講できますか?
はい、初心者の方も安心して受講いただけます:
  • 基礎から丁寧に指導:機体の構造から学習開始
  • 段階的な操縦訓練:水面操作→画面操作→実践応用
  • 少人数制:個別指導で確実にスキル習得
  • 実機を使用:BlueROV2での実践的な訓練
Q3. どのくらいの期間で操縦できるようになりますか?
受講者のレベルにより異なりますが:
  • 基本操作:1日で基礎的な操縦が可能
  • 実践レベル:2-3日で現場対応可能な技術習得
  • 応用操作:ご希望に合わせて専門講習
個人の習得状況に合わせてカリキュラムを調整いたします

受講対象・資格について

Q4. 受講に必要な資格や条件はありますか?
特別な資格は不要です:
  • 年齢制限:18歳以上(高校生は要相談)
  • 必要な資格:特になし
  • 推奨条件:パソコンの基本操作ができる方
  • 業務経験:水中作業経験は不問
Q5. どのような方が受講されていますか?
様々な業界の方が受講されています:
  • 建設・土木業者:インフラ点検業務
  • 港湾関係者:船舶・施設点検
  • 水産業関係者:養殖場管理・設備点検
  • 調査会社:水中調査・測量業務
  • 機体購入者・所有者:BlueROV2を導入された方
  • 個人利用者:趣味での水中撮影
Q6. 法人での受講は可能ですか?
法人受講も承っております:
  • 企業研修:複数名での受講対応
  • 出張講習:現地での講習も可能
  • カスタマイズ:業務内容に特化したカリキュラム
  • 継続サポート:講習後の技術サポートも提供

料金・申込みについて

Q7. 受講料金を教えてください
講習内容により料金が異なります:
  • 企業研修:1社264,000円(税込み)
  • 個別講習:人数・内容により個別見積
  • 出張講習:交通費・宿泊費別途
Q8. 申込み方法を教えてください
以下の方法でお申込みいただけます:
  • メール:お問い合わせフォームから
  • 電話:直接ご相談も可能
  • 事前相談:講習内容の詳細説明も実施
  • 日程調整:ご希望に応じて柔軟に対応

機材・設備について

Q9. 講習で使用する機材は何ですか?
最新の水中ドローン機材を使用します:
  • BlueROV2:業界標準の水中ドローン
  • グリッパー:物体把握・操作装置
  • 各種ソナー:水中測定・探査機器
  • 専用PC・コントローラー:操縦システム一式
全て講習料金に含まれており、機材持参は不要です
Q10. 講習会場はどこですか?
実践的な環境で講習を行います:
  • 屋内プール:基本操作の訓練
  • 模擬の現場:福島ロボットテストフィールド
  • 出張対応:全国各地での講習実施
  • 設備完備:必要な機材は全て準備済み

講習後のサポートについて

Q11. 講習修了後のサポートはありますか?
充実したアフターサポートを提供します:
  • 技術相談:操縦・メンテナンスの質問対応
  • 機材レンタル:講習後の機材貸出サービス
  • 継続講習:スキルアップのための追加講習

その他

Q12. 天候による講習中止はありますか?
安全を最優先に判断いたします:
  • 屋内講習:天候に左右されません
  • 屋外実習:気象条件により延期の場合あり
  • 振替対応:中止の場合は別日程で実施
  • 事前連絡:当日朝に実施判断をご連絡

機器の購入・水中調査のご相談

水中ドローンを使った業務、機材の導入、操縦者の養成など、ぜひ、水中ドローンの専門家である弊社へご相談ください。

水中ドローンメール問い合わせ

022-739-8861

水中ドローンの株式会社チック
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電話:022-739-8861
Mail:info@xd-fun.com

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石田一浩

石田一浩(Ishida Kazuhiro)

株式会社チックの代表として、水中ドローンや無人船、ブルーボートの開発・販売に注力。海洋調査や水中探査の現場で、水中ドローンを活用した豊富な調査経験を持ち、その実績を基に、専門家や企業に信頼される高性能な製品を提供しています。

2022年12月24日