GPS 2 点間 距離・方位

2 つの緯度経度から大圏距離と方位 (真方位) を計算。サーベイライン・航程管理に。

要点2 点の緯度経度から、Haversine 式と球面三角法で大圏距離(m / km / 海里)・出発方位・到着方位・中間点を算出します。地球半径は IUGG 平均 6,371,008.8 m、1 海里 = 1,852 m。DD / DMS / DMM のいずれの表記でも入力できます。

サーベイラインの長さ、母船と ROV の距離、ウェイポイント間の航程など、2 つの緯度経度から距離と方位を正確に求めたい場面は多くあります。地球は球に近いため、平面近似では長距離で誤差が出ます。

このツールは Haversine 式で大圏距離(m / km / 海里)を、球面三角法で出発方位・到着方位・中間点を算出します。座標は DD・DMS・DMM のいずれの表記でも入力でき、Google Maps の経路リンクも生成します。

座標 A (開始点)

座標 B (目標点)

距離 (メートル)
27307.71m
距離 (キロメートル)
27.308km
距離 (海里)
14.7450nmi
出発方位 (A → B)
208.70°SSW
到着方位
208.62°SSW
中間点
35.573472, 139.694603

※ 大圏距離 (Haversine) / 真方位。計算には IUGG 平均地球半径 6,371,008.8 m を使用。短距離では平面近似との差は無視できますが、長距離(数百 km 以上)では大圏距離と航程線 (Rhumb Line) が無視できない差になります。

  1. 座標 A と B を入力出発点と目標点の緯度・経度を入力します。DD / DMS どちらの形式でもパース可能です。
  2. 距離と方位を読む大圏距離 (m / km / 海里) と、出発方位・到着方位・中間点の座標が自動表示されます。
  3. Google Maps で確認「Google Maps で経路を開く」リンクで A → B の地図を新規タブで開けます。

球面上の最短経路(大圏距離)を Haversine 式で、真方位を球面三角法で求めます。

a = sin²(Δφ/2) + cosφ₁·cosφ₂·sin²(Δλ/2)
距離 d = R · 2·atan2(√a, √(1−a))
出発方位 θ = atan2( sinΔλ·cosφ₂, cosφ₁·sinφ₂ − sinφ₁·cosφ₂·cosΔλ )

φ = 緯度、λ = 経度、Δφ / Δλ = それぞれの差、R = IUGG 平均地球半径 6,371,008.8 m。到着方位は逆向きの出発方位 + 180°。

距離はメートル・キロメートル・海里(1 nmi = 1852 m)で同時表示します。出発方位と到着方位が異なるのは、球面上を大圏で進むと真方位が緯度に応じて変化するためで、長距離ほど差が大きくなります。短距離(数百 km 未満)では大圏距離と航程線(一定方位)の差はごくわずかです。座標は DD・DMS・DMM を自動判別し、N/S/E/W も解釈します。入力が不正な場合は結果の代わりに案内が表示されます。

例:地点 A (35.6812, 139.7671) → 地点 B (35.4657, 139.6223)(初期値)

大圏距離≈ 27,307.71 m = 27.308 km = 14.7450 nmi
出発方位 (A → B)208.70°(SSW)
到着方位208.62°(SSW)
中間点35.573472, 139.694603

DD(10 進度)でも DMS(例: 35 40 52 N)でも入力でき、サーベイライン長や母船⇔ROV 間距離の確認に使えます。

大圏距離 (Great-circle Distance)
球面上の 2 点を結ぶ最短経路の長さ。Haversine 式で計算する。
Haversine 式
緯度経度から大圏距離を数値的に安定して求める標準式。
真方位 (True Bearing)
真北を 0° として時計回りに測った方位角(0〜360°)。
海里 (nmi)
1 海里 = 1,852 m(国際海里)。ノット(海里/時)と 1 対 1 対応。
DD / DMS / DMM
座標表記。DD = 十進度、DMS = 度分秒、DMM = 度分(分は小数)。

海里 (nmi) の定義は?

1 海里 = 1,852 m (国際海里)。船舶・航空で標準的に使われ、ノット (海里 / 時) と 1 対 1 対応します。

大圏距離と航程線 (Rhumb Line) の違いは?

大圏距離は球面上の最短経路で、進む方位が途中で変化します。航程線は一定方位で進む経路で、距離は長くなります。短距離 (< 数百 km) では実質同じ。

なぜ出発方位と到着方位が違う?

球面上を進むと緯度に応じて真方位が変化するため。長距離ほど差が顕著になります (例: 東京→ニューヨークは出発 NE、到着 SE 寄り)。

どの地球半径を使っている?

IUGG 平均地球半径 6,371,008.8 m。地球は正確な球ではないため、長距離では楕円体モデル (WGS84) との差が 0.5% 程度出ます。

1 ノットは何 m/s ですか?

1 ノット = 1 海里/時 = 1,852 m/時 ≈ 0.514 m/s です。距離を海里で表示すれば、ノットの船速からそのまま所要時間を概算できます。

DMS(度分秒)や DMM でも入力できますか?

はい。DD(35.6812)、DMS(35°40′52″N または 35 40 52 N)、DMM(35°40.87′)を自動判別します。N / S / E / W の方位記号も解釈します。
精度・免責について:本ツールは工学計算の補助を目的とした理論値です。実運用では環境・機器の個体差・温度などにより結果が異なります(±10〜20% 程度のマージンを見込んでください)。安全に関わる判断は実機・実測で必ず検証し、本ツールの結果のみに依存しないでください。